有馬温泉

日本三大温泉の有馬温泉(他は群馬県「草津温泉」岐阜県「下呂温泉」)と言われていますが、日本各地には素晴らしい温泉が多々ありますね。友人に温泉好きがいて彼に誘われて仲間と共に温泉巡りに付き合っています。有馬温泉は私にとって10年振りの訪問です。有馬温泉は狭い山間の範囲に洗練された空感があり、かの有名な豪華ホテルが立ち並びその中心部の細い道にはお洒落なお店が軒を連ねていて、昔の関西の奥座敷のイメージのみならず、昼間では若者が足湯で談笑・神戸コロッケ(竹中肉店)を美味しそうにほおばり若者の町に変遷です。都会では味わえない湯煙情緒あふれた街に、温泉神社・ねね橋・お土産店・食事場所・お寺が狭い範囲に集まっているのでぶら歩きで散策は気分転換に最適です。

日本最古の歴史、有馬温泉

  • 日本最古の歴史をもつと言われる有馬温泉には泉質の異なる数種の温泉が湧いております。強い鉄分、塩分を含んだ金泉、ラジウムを含んだラジウム泉、炭酸を含んだ炭酸泉
  • 共同風呂で有名な「金の湯」「銀の湯」があり
  • 行基・仁西・豊臣秀吉らが復興してきたおかげで今の有馬温泉があります。
豊臣秀吉像
  行基像
豊臣秀吉像
行基像

今回も「金の湯」に入浴しましたが、平日にも関わらずSNSで知ったのかインバウンドの若者が多くゆっくり入浴とはいきません、早々と退散です。子会社の創業何?年かの宴会が有馬であり一泊しましたが、やはりホテルの温泉で風光明媚な景色を見ながら美味な食事を頂き、入浴すべきですね(贅沢ですが…)。

 

炭酸煎餅・サイダーの発祥地

  • 有馬は炭酸煎餅発祥地、炭酸煎餅はバターや卵、添加物など一切使われていない体にやさしい自然食品のルーツなのです。炭酸煎餅は明治40年頃三津森本舗の創業者三津繁松が大阪慈恵病院院長緒方惟準氏(江戸時代に適塾という蘭学塾を開いた緒方洪庵の次男で有馬温泉の風光を愛し度々有馬に逗留された) と風早次郎氏(兵衛旅館当主)の指導を受け炭酸水を利用して煎餅を作る事を工夫を行っていたが、焼き上がりがなかなかうまくいかなかった。そこで吉田由兵衛(吉高屋当主)の助言を受けて薄く焼き上げる事に成功した。炭酸煎餅の原材料は小麦粉、片栗粉、砂糖、塩を炭酸水で練るという単純なもので薄く焼き上げてあるのでお腹に優しい食品として製造当初は離乳期の赤ちゃんや病後の老人食として緒方先生の病院などで採用され喜ばれたおみやげ、御進物、お見舞いの品に最適です。作業の様子は湯本坂を散策しながら、また店内にあるサロンからも見れます。すと炭酸煎餅です。。
    鉱泉と認定され飲用にも適応すると認められた炭酸水を利用して作られた物がサイダー。サイダーは明治34年に日本で最初に有馬の炭酸泉を利用して作られていました。大正15年(1926年)まで有馬で製造されていたが、現在は製造されておりません

 

 

 

有馬は炭酸煎餅・炭酸ソーダーの発祥地。その炭酸水を飲むことが今回私の最大の訪問目的。極楽泉源から「タンサン坂」と呼ばれる坂道を登った先の高台に位置する公園。屋根で覆われた円形の井戸からは、低温の無色透明の炭酸水が湧き出ていました。荒削りの自然な炭酸水の味がどんなものか試してみたく、井戸の左手にある飲用専用の蛇口から飲泉をしまし。当然ですが炭酸ソーダーではありません、なんか生温い水でした(これも経験)。「金の湯」で湯上り後売店で「炭酸ソーダー」を頂きましたが製造地は神戸市内でした。


有馬温泉名物の「炭酸せんべい」はこの水を利用して製造されたことが、名前の由来となっています。その炭酸泉を利用して製造作業の様子は湯本坂を散策して一風お洒落なお店が中を眺めると「炭酸せんべい」の製造作業を兼ねたお店、店内にあるサロンから眺めていましたが香ばしい匂いに誘われて試食品を頂きました。これはおみやげ、お見舞い品に最適だなと思って購入しましたが帰宅後ついつい自分で食べてしまい、通信販売で買うはめになりました。

有馬温泉へのアクセツ

  • 大阪からは梅田駅発有馬直行バス(阪急高速バス)がお薦めです
    京都からは京阪バス
    神戸からは西日本JRバスも運行
  • 神戸から電車で行けますが乗換があり、土地勘がない方は少し戸惑います。
    *同行者が神戸方面への交通の便に知識があり、帰りは三宮に寄って中華街で食後ぶら歩きをしました。



有馬温泉の特産土産おすすめ品(炭酸煎餅)

 

  • 有馬のクラフトビール
  • 日本の温泉
日本三名泉 有馬温泉(兵庫) 草津温泉(群馬) 下呂温泉(岐阜)
日本三古泉 有馬温泉(兵庫) 道後温泉(愛媛) 白浜温泉(和歌山)
  • 温泉地が国内に3,108ヶ所、温泉施設が約21000軒あるそうです。個人的には雪の日の城崎温泉(兵庫:豊岡市)、山あいにある素朴な竜神温泉(和歌山)、荒々しい太平洋の海の側にある勝浦温泉(和歌山:勝浦市)、十和田湖観光後立ち寄った酸ヶ湯温泉の千人風呂大浴場を思い出します。