和気町

和気清麻呂公(733~799年)生誕地の和気町(備前国藤野郡:岡山県の南東部)に訪問しました。
5月の連休でもあり、JR和気駅前には大きな鯉のぼりが出迎えてくれました。和気には鯉のぼりの生産では日本一の会社 「(株)徳成鯉のぼり」 があるのを後に知りました。駅に降り立って、まずビックリしたのは、駅の待合室に大勢な外国人。大げさではなく外国に来たのかと思うほどです。駅前のタクシードライバーさんに聞くと70%以上は外国の方で「藤公園の藤まつり」を目当てに来られているとの事でした







天気もよく今日の宿泊場所「和気鵜飼谷温泉」へは、歩いていくことに
しました。駅前の街並みを通り抜けて
金剛川を渡り右側には花崗岩の山肌を見ながら素朴な風景です、
少し歩いていると岩盤(高さ約18ⅿ)いっぱいに「南無妙法蓮華経」、
題目岩としては日本一の大きさとのこと
(後で本成寺の住職さんからうかがいました)
宿泊先に向かって歩いていると右側の山に「和」の文字があり不思議でした。
聞くところ、8月16日には和気の「和」の字に火が点る「和文字焼き」があるそうで、花火が打ち上げられにぎやかとのことです。
山裾の平地には、廃線となった片上鉄道の跡がサイクリングロード又遊歩道として利用されているとのことで、廃線跡を歩いた経験がなくこんな機会はないと思い歩きましたが、昔走っていた電車もそよ風を浴びながら"気持ちがいい”…言ったか?と思いながら「ぶら歩き」をしました(廃線理由は柵原鉱山が廃坑にになり役目が終わった為)約10分位歩いていると丘の中腹にホテルらしき建物が見えました。今晩の夕食は適度の運動もして美味しく頂けそうです。「和気鵜飼谷温泉」は豪華と言えないが自然に囲まれて落ち着いた風情があり、施設内には旅を癒す広々とした大浴場の温泉もあり大満足でした。室内温泉プール・テニスコート等があり子供連れ家族・友人たちで来るのは-good-です(車で「和気神社・藤公園」日本最古の庶民の学校「閑谷学校」・備前焼の備前市訪問には好立地です)


翌日、タクシーで和気清麻呂公(奈良朝末の延臣)を祀る和気神社へお詣りしました。‥降り立った前には凄く大きな「 和気清麻呂 の銅像」迷うことはないです、和気神社本殿横には狛犬ではなく「狛猪」(清麻呂が大隅半島に流罪のおり、刺客から猪が救ったと言われ)又、道鏡の野望から皇統の断絶を救ったことでも有名で、天皇からの信頼熱く京都御所の横(西側)には和気清麻呂公を祀る護王神社(地元の方は「イノシシ神社」とも言います)があります。猪のお守りや置物があり猪生まれの小生、自分への土産に買った思い出があります。〈皇居横:東京都千代田区大手町にも和気清麻呂像があり〉

すぐ側の「藤公園」は和気町が管理していて「古代吉備文化発祥の地」を紹介する和気町歴史民族資料館があり見学しました。
藤公園では『藤まつり』が催されていて沢山の観光客が来られていましたが、『藤』は日本一と言われるだけあって全国各地から100種の藤を集めた立派な藤一色で藤棚は500ⅿもあり、花の色も紫の濃いもの・ピンクや白など広い公園に一杯でした。優雅な気分で「ぶら歩き」、藤棚がインスタ映えするとSNSで伝えられ一気に外国からの観光客、日本での留学生が多く来られるようになったとのこと…頷けます。

*「藤まつり」は4月下旬~5月上旬開催
*和気清麻呂公、783年(摂津大夫)大阪市天王寺にある「茶臼山古墳」との関わりがあり。
        長岡京から平安京への遷都に尽力。
 和気清麻呂公の「自分を恥じず、正しい道を歩く」の言葉が好きです。

〔アクセツ〕
JR和気駅へは、JR岡山駅からJR山陽本線:姫路行き(8駅)で30数分、
JR新大阪駅から新快速を利用で約2時間、JR和気駅から和気神社までタクシーで約15分、山陽自動車道和気ICから約15分

宿泊は「和気鵜飼谷温泉」をお薦め;ホームページ