島根県ぶら歩き

出雲大社(いずもたいしゃ)ぶら歩き

今回の島根県ぶら歩きは、出雲大社(いずもおおやしろ)の参拝と、三大蕎麦の一つである出雲そばを食したく
今年(令和5年)は暑い夏でしたが食いけが勝ち「ぶら歩きです」

出雲大社は「いずもおおやしろ」と言うことを初めて知りました、「いずもたいしゃ」とは全国(海外にも)にある分社の神社の呼び名を指すとのこと、地元の人たちは当然「いずもおおやしろ」と言われます。
参拝は「二礼四拍手一礼」、一般的には「二礼二拍手一礼」なので戸惑ってる観光客が多いです(私も初めて知りました)
参拝にあたってホームページ等で事前学習をしてきたので惑わずよかったです。前夜はJR出雲駅前のホテルに宿泊、早朝から一畑バスに乗って参拝と考えていましたが…ホテルの側にある居酒屋、美味しい刺身盛り合わせ(安くて新鮮、堪能しました)、のどくろ、地元の日本酒、ろぶろくで、又千葉から来られた女性客と地酒の利酒で意気投合し完全にデキ上がりました…よくあることです。翌朝はレストランで「しじみ汁」をお代わり、やはり「宍道湖のしじみ」有名なだけあって美味しい!(土産だけでなく自分の分としても買って帰りました)余談ですが私はしじみと相性が良く二日酔いとはバイバイ(しじみをお薦めします)
本題ですが出雲大社の見学コースは最低2時間は欲しいですね、 日本最大の「大しめ縄」はテレビで拝見、現場で観ると大きさに感動。見落としなのは、観光客の殆どの方が 御本殿前、八足門の階段の下に大きな赤い円が描かれている場所があります。赤い円???を素通りされる方が多いですが、 平成十二年この場所から三本の杉の大木の柱を金具でつなぎ合わ 直径三メートルの巨大な柱が発見され、古代の壮大な御本殿の姿が明らかになりました。拝殿から左回りして参拝を終わり銅鳥居横にたどり着く前に神馬神牛像が?後に知ったのですが、菅原道真公は第13代出雲宮司で、相撲の始祖:野見宿禰(のみのすくね)を祖先に持ち、親戚に毛利元就。由緒ある出雲大社を知れば知るほどロマンがありますね、旅人が来たくなるのも頷けます。次回は早朝から出雲大社を参拝して街並みをぶら歩きで探索したくなりました。参拝後出雲大社からは乗り鉄なので楽しみしていた一畑電車に乗りJR出雲駅に到着しました。
あくせくする旅はしないとの信条が今回は意に反してバタバタでした。それは急遽隣県(鳥取県)「水木しげるロード」への観光客が何故増えたのかぶら歩きをしたくなりスケジュール変更の為です。

出雲そば

  • 三大そば (出雲そば、わんこそば、戸隠そば) の一つとして知られています。玄そばの挽きぐるみのそば粉を使うため、色が黒っぽく、香り高いのが特長です。江戸や信州の白っぽく上品なそばに比べると、出雲そばは荒々しく男勝りなそば ! こしも強く、風味が際立ちます。また、出雲そばには「割子」と「釜揚げ」があり、「割子」は今年閉店になる一畑デパート内にあるそば屋で食しました。ゆったりとした店内スペースで又眼下に見える松江市内を眺めながら味わいました。やはり美味しい!地元の空気か、土地の匂いがします、頂けて感謝・感謝でした。「釜揚げそば」は時間がなく次回に持ち越し(残念)

 

 

*ハート型の絵馬
縁結びの地である松江神社の絵馬はハート型。
松江城の堀川沿い(武家屋敷前)の2Fにある藍染体験と喫茶店で知り合った地元の女性はたおやかな感じの方で‟ゆっくりして下さい”と声かけを頂いたのですが、残念ながら出雲市行きの電車時間が気になり名残惜しくお別れしました。
松江に降る雨は「縁雫 (えにしずく)」ご縁を運ぶ恵みの雨とのこと、残念当日は晴天でした。

*八岐大蛇を退治したスサノオノミコト
その活躍の立役者と成った八塩折の酒
酒が登場する有名な神話が「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)伝説」です。出雲の国に降り立ったスサノオノミコトは、これから八岐大蛇に食べられてしまうというクシイナダヒメとその両親に出会います。スサノオノミコトはクシイナダヒメとの結婚を条件に、八岐大蛇の退治を申し出ると両親は承諾しました。しばらくして現れた八岐大蛇は、スサノオノミコトが用意した8つの桶に満たされた酒の香りに誘われ、桶に頭を入れて飲み干し酔っぱらい眠ってしまいます。その隙にスサノオノミコトは剣で八岐大蛇を切り刻み退治したのです。こうしてスサノオノミコトはクシイナダヒメと結婚しました。
この時に詠んだのが、「八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣作る その八重垣を」という歌で、これが日本で最初の和歌といわれています。

*日本最古の酒造りの歴史
主祭神クスノカミを祀る「佐香神社」
1300年前、奈良時代に編纂された出雲国風土記に「この地に神々が集まって酒造りを行い、180日にわたり酒宴を開いた」という記述が残り、日本酒発祥の地〈所説あり〉と伝えられるのが出雲市の佐香神社(松尾神社)です。酒造りの神様「クスノカミ」を祀り、古くから全国の酒造りに携わる人たちの信仰を集めています。酒造免許を受けており、10月13日の例大祭では境内で醸した濁酒が奉納され、参拝者は御神酒としていただけます。

*八百万の神々が酒を酌み交わす
直会と旅立ちの場所「万九千神社」
全国から八百万の神々が出雲の国に集まる旧暦10月「神在月」。神々による神議は出雲大社だけでなく、出雲地方にあるいくつかの神社にて行われます。神々が各神社に滞在した後、最後にお集まりになるのが出雲市の万九千神社です。神々は神議を終えられると、この社で酒を酌み交わす宴会「直会(なおらい)」をなされます。神々も人々が「打ち上げ」をするように、酒で和む時を過ごされるのです。そして、翌年の再会を約束して全国へと旅立たれます。

*島根は、酒蔵の多くは地元の天然湧水や井戸水を仕込み水(軟水)に使用しています。「東の魚沼コシヒカリ、西の仁多米」と言われるほど、美味しいお米の産地として有名。米と水というシンプルな素材から美味しいお酒を造るのが「杜氏(とうじ)」です。島根では「出雲杜氏」と「石見杜氏」の手で古くから酒が醸されています。米と水のシンプルな素材だからこそ、杜氏の技術はもちろん地域の風土が表れるのが日本酒の魅力です。


*【出雲大社の正式参拝コース】 ぶら歩きには出雲大社近辺をぶら歩きを含めて4時間は欲しいですね(出雲そば「釜揚げ」を頂くのを含めて)

〖出雲大社の正式参拝コース〛  ぶら歩きには4時間は欲しいですね

  • ①勢溜の大鳥居

    ②祓社

    ③↓
    ④中の鳥居

    ⑤手水舎

    ⑥銅鳥居

    ⑦拝殿

    ⑧八足門・御本殿

    ⑨東十九社

    ⑩釜社

    ⑪素鵞社

    ⑫御神座正面拝礼所

    ⑬氏社

    ⑭御守所↓⑮神楽殿
  •  

 

*出雲には、色々な昔話・出会いの話・日本酒の話・相撲の発祥地等々つきません。やはり神話の国です

松江市は、古代出雲の中心地として早くから開け、奈良時代には国庁や国分寺が置かれていました。江戸時代には堀尾氏3代・京極氏1代・松平氏10代の城下町として栄え、この頃、今日に見る都市の基礎が形成されました。腹ごしらえも終え、さ~これから市内観光、移動はJR松江駅前から循環バス「レイクライン」をお薦めします。近郊の主要観光スポットを結んでいて便利ですし乗車運賃も安すいです。松江城(大手前)で下車してお城の堀川沿いにある武家屋敷沿いをぶら歩き、小泉八雲記念館へ、お城をバックに堀川めぐりの遊覧船を眺めながら今晩は地酒・新鮮な魚の刺身・しじみを食べるぞ~と食いけが増します(松江は宍道湖・中海・堀川など多様な水域に恵まれた水郷都市で、宍道湖のしじみ、日本海の鯛など、新鮮な魚介類を堪能できると友人から聞いていましたので)今晩はJR出雲駅前にあるホテルで宿泊なので夕食は近場の酒場で…美味い刺身と(値段の安さにはビックリ)地酒を堪能を超えて頂きその夜は熟睡。翌朝の朝食はシジミの味噌汁をお変わり、二日酔いから解放され「出雲大社」へ。島根へは大阪からも東京からも交通インフラが悪いのが難点です(空港もありますが)。考えようです、京都の観光地とかは人混みをかきわけて目的地に到達…ではなく町並みを独りじめしながら、宍道湖の景色と空気を味わいながらの「旅」で満足でした。今回の旅では若い女性とのめぐり合いも多くありました、皆さん「足立美術館」と「出雲大社」見学が多かったです。
来年はー明治の文豪、小泉八雲の妻(セツ)をモデルにしたNHK連続テレビ小説「ばけばけ」が令和7年秋から始まるー観光客が増えそうですね。


◆島根県は出雲の国から始まり、伊勢神宮・平城京・出雲大社が一直線上にあるのが不思議です。 
 島根県大阪事務所長をされていた知人が(気さくで、楽しくお酒を嗜む)企業誘致に奮闘されていた事を想い出します。